包茎であることを悩んでいる男性は多いでしょう。
人によって異なりますが、生活や性交渉を行ううえで、包茎が支障になってしまうケースは珍しくありません。
治したいと思っているけど包茎についての知識があまりないという男性もいるのではないでしょうか。そこで今回は、包茎に関する概要を説明し、治し方なども紹介します。
どのような状態を包茎というの?
包茎とは男性の陰茎の先端部分である亀頭が、皮膚で覆れている状態を指します。
その皮膚は包皮と呼ばれ、柔らかく陰茎とつながっています。
その柔らかさによって、陰茎は円滑に動いたり伸縮したりできるのです。
幼い間は、亀頭と包皮は強く結合しているので、亀頭が包まれた状態であることは不自然ではありません。
成長とともに結合が緩くなり、思春期になると亀頭が出るようになるのが一般的です。
しかし、陰茎の成長が滞ったり包皮の面積が広かったりすると、完全には亀頭が出ないことがあります。
包皮の穴が小さくて亀頭が顔を出せないケースや、亀頭と包皮の結合が強いままで離れないケースなども見られます。
このように成長しても、亀頭が包皮に包まれた状態になっている状態が包茎です。
包茎と一口にいっても、個人差が大きく複数の種類に分類されています。
平常時だけでなく勃起したときも完全に亀頭が包皮に覆われている包茎を真性包茎といいます。
それに対して、平常時だけ包皮に覆われており、勃起時に亀頭が出る包茎は仮性包茎と呼ばれています。
勃起すると完全に亀頭が出る人もいれば、勃起してもあまり亀頭が出ない人もいるなど、仮性包茎の幅は広いです。
その他にもカントン包茎と呼ばれる包茎もあります。カントン包茎の特徴は、包皮が亀頭や陰茎を締め付けていることです。
そのため亀頭の柔軟な出し入れが難しい状態になっています。以上の3つが、包茎の代表的な種類として知られています。
放置するのは良くない?包茎を治す必要性
包茎の男性は治せるのであれば、治したいと感じている人のほうが多いのではないでしょうか。
健康面や性交渉において何も支障がないのであれば、必ずしも治す必要はないのかもしれません。
しかし包茎によって支障が見られる場合は、できるだけ治した方が良いでしょう。
たとえば、勃起したときに痛みを感じるカントン包茎であれば早めに治した方が良いです。
健康な男性であれば勃起することは避けられません。
痛みがひどい状態だと性交渉を行うことも困難です。
また陰茎から悪臭がするような状態の人も注意しなければなりません。
亀頭と包皮の間に垢などがたまっている可能性があるからです。
射精した後の精液だけでなく日常生活での汗などが残っている場合もあるでしょう。
不衛生であるため病気になる恐れがありますし、性交渉をすると相手の女性に悪影響を及ぼすことも考えられます。
上記のような症状がなくても、包茎であることが精神的なストレスとして大きい場合は治すことを検討した方が良いでしょう。
包茎であることがコンプレックスである場合、日常生活で不自由に感じることが少なくありません。
友人との旅行を避けたり、女性との交際を諦めたりするなど、精神的につらい思いをしてしまうことがあります。
コンプレックスから解放されて、自分に自信を持ちたい場合は治すのがおすすめです。
包茎はどうやって治すの?代表的な方法
包茎に対して、亀頭が出ている状態を露茎と呼びます。
包茎を露茎にするための方法として知られている方法はいくつかあります。
最も簡単に取り組めるのは、自分で包皮に癖付けを行う方法です。
包皮を手で反転させて、亀頭が出た状態にします。
それを繰り返すことによって、勃起時に自然と出るように癖を付けるのです。
その他に、矯正用の器具を使用する方法もあります。
亀頭のくびれに装着して、露茎の状態で固定する製品などが有名です。
その他にも、さまざまな種類の器具が発売されています。
また陰茎や亀頭を大きくするサプリを、包茎を治す目的で使用するケースも見られます。
これらは自宅で行える方法なので、誰にも知られずに取り組むことができるでしょう。
しかし効果には個人差があるので、必ず治るとは限りません。
また方法を誤ったり過度に行ったりすると、陰茎を傷つけてしまう恐れもあるので、慎重に行う必要があります。
そのような自分で行う方法以外に、クリニックで手術を受けて治してもらう方法もあります。手術と聞くと怖いイメージがあるかもしれません。
しかし専門知識を有する医師に任せられるので、自分で行う方法より安心できる人もいるでしょう。
事前に包茎の状態を確認してもらい、カウンセリングを受けるケースが多いです。
手術方法についても説明してもらえるので、納得してから手術を受けると良いでしょう。
手術方法によって異なりますが、手術後は運動や入浴を控える必要があるのが一般的です。
しばらくは勃起時に痛みを感じたり、出血したりする可能性もあります。
包茎について正しい知識を身に付けよう!
包茎で悩んでいる男性は、今回紹介した内容などを参考にして、まず包茎に対する知識を深めましょう。
男性にとって陰茎は、非常にデリケートで大切な部位です。
治す必要性や方法は正しい知識を持って判断するのが望ましいです。
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